高血圧治療について
高血圧治療について
高血圧治療の基本は、食事療法と運動療法による生活習慣の是正です。
しかし、30歳以降、血管は老化する一方で、歳をとればとるほど
努力しなければ、血圧値を正常に戻すことができないのも事実です。
生活習慣を改善しても降圧目標値に達しなければ、降圧薬による治療が
必要です。
降圧薬を朝服用した場合、翌朝までその効果が持続しない場合があります。
そこで、早朝高血圧に対する降圧薬は長時間作用型のものが望ましく、
それで効果がなければ、1日の用量を朝夕2回に分けて服用することも
考慮します。
具体例を示すと、体内において昇圧システムとして働く
レニンーアンジオテンシン系は早朝に亢進しますから、
これを防ぎ、なおかつ降圧効果が持続するタイプのアンジオテンシンⅡ
受容体拮抗薬、あるいは長時間作用型カルシウム拮抗薬などが
挙げられ、両者の併用も有用です。
高血圧は自覚症状がないため、未治療の人が多いようです。
高齢化社会になり、仕事や子育てを引退してから過こす時間が非常に
多くなりました。
第2の人生を楽しむというときに、脳卒中などで寝たきりになっては
台無しです。
ただ寿命が長いというだけではなく、“健康寿命"を延ばすことが
大切なのです。
その実現のためには、重篤な疾患をもたらす高血圧を改善する必要があります。
「人生を楽しもう」と思うのであれば、家庭血圧計を購入し、
135/85mmHg以上を示したら(朝・晩の2回計測)、迷わず医療機関を受診することをお勧めします。